VR初体験の私がGear VR 2016モデル(SM-R323)を中辛口レビュー
3月:"イライラしたこと"を追記
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先日私は、期末試験終わりで暇だったこともあってソードアート・オンライン(SAO)の1期、2期をイッキ見しておりました。映画公開記念も兼ねて(笑)
※ご存じない方のために軽く説明すると、SAOというのは仮想現実世界を中心としてお話が進んでいく作品のことです。
各話見終わった後は決まって(´-`).。o(仮想世界行きたいなー)なんて思うわけです。そこでふと思い浮かんだのがGearVRだったんですよ。私は頭の中がアニメとガジェットに占領されていますからね、前々から知ってはいたんです。しかしNote7が回収処理されてしまい購入には至らず。まぁでもS7は持ってるし今回が良いキッカケかなと思って思い切って購入してみました。
購入したモデル
どうせなら最新版買った方が良いかなということで2016年モデル(SM-R323)を購入しました。
Samsung サムスン純正 Galaxy Gear VR (2016) 最新版 SM-R323 S7, S7 edge, Note5, S6, S6 edge対応 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: GEAR VR
- メディア: 付属品
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お高いんでしょう?
(ヾノ・∀・`)イエイエ
私はAmazonマケプレの「モバイル販売」様から購入しましたが、購入時は新品で6200円でした。日本語の説明書がついていないとのことでしたが、日本語の説明書は下記サポートページから落とせるので問題ないと判断し、購入に踏み切りました。
対応端末
2017年2月現在の対応端末は、Galaxy S6,S6 edge,S6 edge+,S7,S7 edge,Note5(,Note7)となっています。本当はNote7で使う予定だったのに・・・
総合評価
一週間程度使って感じたことを書いていきます。
※5点満点
★★★✪✩(3.6点)
<内訳>
追従性:★★★★★(5点)
操作性:★★★★✩(4点)
質感:★★★★✩(4点)
没入感:★★★✪✩(3.5点)
スマホ側負荷:★★★✩✩(3点)
重量:★★★✩✩(3点)
画質:★★✪☆☆(2.5点)
音質:GearVRからの出力ではないので無評価
使った感想・・・
一日目
おおおぉ!これがVRというやつか!!凄いわこれは!!!
二日目
おお。やっぱり凄いけどなんか画質悪くね。うわ、しかも固まりやがったチッ(・д・)
三日目
まぁこんなもんか。Playストアから落としたアプリを普通に使えたら良いのになぁ。まぁでも買ってよかったとは思う。
雑ですが、実際こんな感じです(笑)ではそれぞれ細かく見ていきましょう。
追従性
★★★★★
追従性というのは、頭を動かした時の映像の動き具合です。これは文句の付けようがありません。
Gear VRはそれ自体にジャイロセンサと加速度センサが搭載されているので、普通に生活している時と何ら遜色の無い映像(動き)を目の前に映し出してくれます。カクカクすると言ったことも無く、高く評価できるポイントだと感じました。特にゲームに於いてはこの点が大きな影響を与えますが、心配する必要はありません。
操作性
★★★★✩
Gear VRの操作は基本的に、頭の動きに加えて
・本体右側面のタッチパッド
・本体右上部のバックキー、ホームキー
・本体右手前の音量キー
を用いて操作します。アプリによっては別売りのコントローラーを用いる場合もありますが、そこは今回は割愛します。
音量キー
たまに場所が分からなくなる事もあります。何というか、仮想世界に入り込んでしまって周りがよく分からなくなってしまう感じです。これは人間側の欠陥なので仕方ありません。音量キーの付いたイヤホンなどを使用するのも一つの手だと思います。
タッチパッド
普通にスマホを使うときのような感覚で操作できます。タッチパッド全体がセンサーになっていて、上下左右(前後)方向へのスワイプとタッチを判定します。
たまに手汗の影響で突っ掛かることもありますが、材質的にすぐに乾くので大した問題ではないかと思われます。少なくとも今までに不便を感じたことはありません。
ホームキー、バックキー
この2つの内、バックキーのほうが若干大きく突き出ているので、押し間違えるということは無いと思います。押せばすぐに反応してくれます。
動き的なところ
後述のスマホ側負荷の話にも関わってくるのですが、長時間使用しているとたまにフリーズすることがあります。アプリ使用中に固まることは殆どないのですが、"ホームに戻る"という操作ができなくなることが多々あります。"ホーム"というのはこんな感じの、スマホで言うホーム画面と同じようなものです。インストールしたアプリやアプリストアへのショートカットなどが置かれています。
【2月18日追記】最近は挙動がやや安定してきました。端末側も慣れてきたのでしょうか(笑)
ここに戻れないと、もはや何も出来ません。一旦Gear VRから端末を取り外すか、冷めるまで待つしかありません。
ちなみに、端末に氷を当てながら使うと全くフリーズしなくなります。やはり熱が大きな要因の一つなのでしょう。説明書には「30分に一回程度適度な休憩を挟んで下さい」と書いてあるので、良い休憩時間だと思って端末が冷えるのを待つのが無難ですね。
質感
★★★★✩
本体の作りは非常にシンプルで、対応端末を持っていればすぐに使い始めることが出来ます。下画像はGalaxy S7。
ヘッドマウント部はこんな感じ。良く言えば「シンプルな作り」、悪く言えば「チープな作り」ですね。
マジックテープになっているので調節は容易です。顔につく灰色の部分は取り外して洗浄可能なので、カビが生えたり(?)などの心配はないと思います。
全体的にシンプルな作りになっています。ぱっと見で安物感が否めませんが、結構本格的なVRゴーグルに仕上がっていると思います。
没入感
★★★✪✩
起動時に現れるホーム画面の時点で結構な没入感が得られます。ライブ映像などでも、顔が近づいたりすれば本当に目の前にいるような感覚に陥ります。ゲームになれば尚更で、完全にその世界に入り込むことが出来ます。
ただ、後述する画質に少々難ありです。ジェットコースター乗車者視点の映像など見ていると、没入感はありますが視界がボヤけた感じになります。どの画面でも同じようにボヤけるので、今後改善していってもらいたい所です。スマホを拡大鏡を通して見ているようなものなので仕方ないのかもしれませんが。
スマホ側負荷
★★★✩✩
スマホの容量圧迫具合と発熱具合を評価してみました。
容量圧迫具合
Gear VRは、それ自体にストレージが内蔵されているわけではないので、アプリケーションやVRの使用に必要なデータなどは全て装着した端末側に保存されます。VRの使用に必須のアプリだけでも、約300MBの容量を使用します。
これに追加したアプリやコンテンツの容量も加わってくるので、軽く1GBはいくと思います。空き容量が多ければ問題ないですが、ギリギリの方は一旦整理してから使わないと端末の正常な動作を妨げる可能性があります。
発熱具合
1時間弱動画を見続けた後に端末を触ったところ、かなりの熱を帯びていることが確認できました。温度を測ると42℃程となっており、暫く待ってからでないと熱すぎて普通には使えませんでした。一応説明書にもその旨が記載されており、それによると「端末が熱くなることがあるが、モバイル端末の寿命や性能には影響しない」そうです。
熱くなりすぎると警告が出るようになっているので、その時は良い休憩時間だと思って暫く休ませてあげましょう。
重量
★★★✩✩
Gear VR本体の重量は345g。これは一般的なスマホ2台分より少し重いくらいです。ここにスマホ1台を装着して、合計500g程を顔の前に付けることになります。
感想としては、「結構重いな」という感じです。
使用に際して大きな影響があるわけではないのですが、首が疲れます。長時間使用していると、段々顔が垂れ下がって来るようにも感じました。もう少し軽くなると良いと思います。
画質
★★✪✩✩
正直な所、この点は一番期待していた部分であり、一番ガッカリした部分でもあります。
例えて言うなら、''ブラウン管テレビに顔を近付けて見ている感じ"⇐言い過ぎでしたね。"ブラウン管テレビを見ている感じ"です。ブラウン管を知らない世代もいるかと思いますが、普段使っているスマートフォンやパソコンには遠く及ばないレベルという認識で良いと思います。一応参照映像⇓
と言っても、軽いゲームくらいなら然程問題は無く、寧ろ新しい体験が出来る喜びの方が大きいです。しかし、ライブ映像やYouTubeにある360°対応映像になると変わってきます。普段目にしている光景をわざわざ機械を通して見る訳ですから、どうしても現実との差に目が行ってしまうのは必然と言えます。
詰まる所、この点は使い始める前にどれだけの期待を抱いているかによって変わってくるのだと思います。この記事を読んで、大して期待せずに見た人にはキレイに見えるのかもしれません。私は過度な期待を抱いていましたからね、、かなり汚く見えてしまいました。
音質
音声は装着した端末側から出力されるので、完全に端末依存です。と言っても、対応デバイスは最近のGalaxyのみなので、あまり変わらないと思います。
イヤホンやヘッドホンを付けることで、よりリアルな空間を演出することが出来ます。
イライラしたこと
どの端末にも起こる現象なのかは不明ですが、Netflixで映画を見ている際、画面が少しづつ右にズレていきます。約10分で、角度にして約40度程ズレます。もの凄くイライラします。改善を強く求めます。
まとめ
ということで、一通り書いてみましたが如何だったでしょうか。個人的には買って損のない製品の一つだと思いました。対応端末を持っているのであれば、取り敢えず買ってみると良いと思います。Gear VRがいつでもあなたを新たな世界へと誘ってくれることでしょう。
今年はどのようなVR、AR、MRデバイスが出てくるのか楽しみです。3Dテレビのようにならなければいいですね。